三浦徹「地域研究と比較史：イスラームの都市社会」（講演原稿とスライド）
つぎに中東の地域研究についてみると、歴史学者であり、米国での中東地域研究のスタートにあたって招聘されたハミルトン・ギブは、東洋学（人文学）の現地語にもとづいたファーストハンドの知識と社会科学の分析手法とを結婚させる必要があると、1963年に説いています。日本中東学会の設立発起人である板垣雄三氏は、1973年に、「問題群に応じて、任意の地域を設定し、地域の動態、ダイナミズムを探求する「ｎ地域論」とよばれる方法論を、提起しました。
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（2016年4月16日更新）
