三浦徹「地域研究と比較史:イスラームの都市社会」(講演原稿とスライド)
この地図にあるように、四角形のダマスクスの旧市街は、ローマ時代につくられた市壁に囲まれ、サーリヒーヤ街区は、12世紀、十字軍の時代に、パレスチナからのハンバル派のウラマー(学者)の移住をきっかけに発展し、16世紀はじめには、人口約5000人、ダマスクス市全体の1/5のマドラサ(大学)をもつ「大学町」となり、市場などの多数の経済施設も建設され、「それ自体でひとつの都市」といえる規模になりました。
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(2016年4月16日更新)