アラビア文字資料の整理のための手引き
このページでは、大学図書館等でアラビア語、ペルシア語、オスマン語などの現地語資料を整理する作業者を対象に、目録作成にあたって準備すべきことや基礎的な知識、アラビア文字資料特有の問題、目録規則やコーディングマニュアルを適用するにあたって判断に迷うような点などについて説明します。
次のような人を対象としています。
- 語学や研究の知識はあるが、目録やDBの知識がない人(アルバイトの学生や教員など)
- 図書館での目録作成経験はあるが、語学やイスラーム研究の知識がない人(図書館職員など)
コンテンツ(作業の手順) ※リンクがない部分は作成中です。
1.準備(1):作業に必要なツール類
2.準備(2):アラビア文字やラテン外字の入力環境
- コンピュータの設定の方法
- アラビア文字入力パネル(当サイト内)
- ラテン拡張文字入力パネル(当サイト内)
- 文字の方向(英数字を入れるとLTRになってしまう等)の問題
- ユニコードで見た目が同じ、あるいは似ているが混同しやすい文字や記号
3.検索
- イスラーム地域研究 現地語資料の探し方(2015年版)
- (旧バージョン)アラビア文字資料の検索法(Webcat 編) (pdfファイル。学生・初学者向け検索法) ※記事はWebcatについてのものですが、Webcatは2013年にサービスを終了しました。Webcat Plus、CiNii Booksでの検索では方法が異なる点があります。
4.目録作成(1)
- 書誌レコードの流用登録、修正登録、新規作成
- USMARC等から流用するときの注意点
5.目録作成(2):翻字
- アラビア語翻字規則の注意点
- ペルシア語翻字規則の注意点
- オスマン語翻字規則の注意点
6.よくある間違い
- 略号
- 巻次、部編名、固有のタイトルの区別
- USMARC等からNACSIS-CATに流用するときの注意点
7.わからないとき、困ったとき
- アラビア文字資料目録FAQ
- NACSIS-CAT/ILL Q&A DB検索
- MELA Committee on Cataloging (北米を中心としたMiddle East Librarians Association によるマニュアル類。目録規則はRDA)
(2014年3月17日更新)