第7回オスマン文書セミナーのご案内(2015/1/10-11)
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イスラーム地域研究東洋文庫拠点は、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所と共催により、第7回オスマン文書セミナーを開催いたします。
下記の案内をお読みの上、ふるってご参加下さい。
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)では、基幹研究「中東・イスラーム圏における人間移動と多元的社会編成」(代表 黒木 英充)の事業の一環として、2015年1月10日(土)と11日(日)に第7回オスマン文書セミナーを開催します。研究上、オスマン朝下で作成されたさまざまな手書きの文書や帳簿を読む必要のある方を中心に、ひろくイスラーム史を研究される方のご参加をお待ちしております。ただしオスマン・トルコ語の授業を行う場では決してありませんのでご注意ください。また、本セミナーはNIHUプログラム・イスラーム地域研究東洋文庫拠点との共催となります。
今年度も一昨年度・昨年度に引き続き、我が国におけるカーディー研究の第一人者である千葉大学の秋葉先生を講師にお迎えして、オスマン朝の法廷記録簿に記録された遺産目録(tereke defteri)を中心にとりあげます。また今年度新たにとりあげる文書類型として、昨年度に講読した上申文書の中でも言及された嘆願書(arzuhal)の講読もおこないます。今回もこれまでと同様、事前にお配りしたコピーを用いて具体的な実例を演習形式で読解していきます。
今年度の第1日目は、最初に遺産目録と嘆願書のそれぞれについて講師が一般的な解説をおこない、つづいて遺産目録の実例を講読します。遺産目録は物品の名前が多く、ある程度の分量があるものですから、第2日目にかけて継続して講読していきます。
第2日目は遺産目録の講読が終わった後、18世紀の嘆願書の実例を講読します。今回は刊本となった書簡文例集も参考にしつつ、平易な例をとりあげて少しずつ嘆願書の様式に慣れていき、次年度につなげていきたいと考えています。
なおセミナーへの参加資格として、例年通り次の1.または2.のいずれかにあてはまることを条件といたします。
- 「現代トルコ語の読解力があり、かつアラビア文字に関する知識を有する」
- 「ペルシア語あるいはアラビア語の読解力があり、かつ現代トルコ語文法の知識を有する」
参加を希望される方は、お名前、ご所属、連絡先住所・電話番号、メールアドレス、専門分野、セミナー参加可能日程を明記の上(部分参加も可)、下記の申込先まで12月8(月)までにEメールにてご連絡ください。こちらから、セミナーで用いる資料を郵送いたします。なお参加費は無料です。
また、東京近郊以外に在住の方には旅費の支出も検討しておりますが、予算の都合上、旅費支給を希望される方は、なるべく早くその旨お知らせください。
問合わせ・申込先:
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 フィールドサイエンス研究企画センター事務局
e-mail: fsc_office@aa.tufs.ac.jp (@は半角)
プログラム等の詳細は以下の通りです。
第7回オスマン文書セミナー
◇主催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
◇共催:NIHUプログラム・イスラーム地域研究東洋文庫拠点
◇期間:2015年1月10日(土)~11日(日)◇会場:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
3階マルチメディア会議室(304) 1月10日
3階大会議室(303号室) 1月11日
(〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1)
http://www.tufs.ac.jp/access/
http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/about/access◇講師 秋葉淳 (千葉大学文学部准教授)
髙松洋一(AA研)◇プログラム
1月10日(土)
14:00-14:15 趣旨説明 講師・自己紹介
14:20-16:00 解説:遺産目録および嘆願書
16:20-18:00 講読:遺産目録1月11日(日)
10:30-12:10 講読:遺産目録
13:00-14:40 講読:遺産目録
15:00-16:40 講読:嘆願書
17:00-18:00 総合討論
(2014年11月21日更新)