【東洋文庫ミュージアム企画展記念公開講座のご案内】

イベント

イスラーム地域研究東洋文庫拠点は、財団法人東洋文庫、北海道大学スラブ研究センター、現代中国地域研究東洋文庫拠点との共催により、下記の要領で公開講座を開催いたします。(第2回、第4回、第5回、第7回が共催の回です)

参加要領は各回ごとに異なりますので、以下の案内をご参照いただき、ふるってご参加下さいますようお願いいたします。

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【東洋文庫ミュージアム企画展記念公開講座のご案内】

1月から2月にかけて、企画展「もっと北の国から~北方アジア探検史~」を皆様により深く楽しんでいただくために、東洋文庫ミュージアム企画展記念公開講座を開催いたします。講座は全7回の予定です。いずれかひとつの講座に参加していただいても構いませんし、もちろん7回の講座すべてに参加していただいても大歓迎です!!

19世紀のロシアの詩人フョードル・イヴァーノヴィチ・チュッチェフが「頭でロシアはわからない」という言葉を残したように、皆さまにとってロシアをはじめとする北方アジアの世界とは、独特の雰囲気をもったなかなかなじみにくい世界なのかもしれませんね。そこでこのたびの講座では、歴史や文学、政治を専門とする第一線の著名な研究者をお招きしまして、そのユニークで興味深いお話の数々から、皆様には北方アジアの歴史と文化を心で親しんでいただきたいと思います。

独特の気質と文化をもつ「もっと北の国々」の世界をぜひ心で感じ取ってみてください。

※変更・追加等ございますので、詳細はホームページもしくはお電話にてお問い合わせください。各回とも事前のお申し込みが必要です。定員に達し次第、お申込みは締め切らせていただきます。あしからずご了承ください。

■ 第1回 : 1月26日(土)
<タイトル>
『幕末日露関係史の最前線:もっと北の国から日本への熱き視線!』

①14時00分―15時00分:
保谷徹(東京大学史料編纂所教授、同副所長)
「19世紀初頭の日本・ロシア・カラフト:ロシア所在日本関係史料の調査と研究」

②15時00分―16時00分:
澤田和彦(埼玉大学教養学部教授)
「ロシア人の観た幕末日本:プチャーチン の来航とゴンチャローフ『日本渡航記』」

③16時00分―17時00分:
ディスカッション

司会:平野健一郎(東洋文庫普及展示部長)

■ 第2回 : 1月27日(日)
<タイトル>
『もっと知ろう、もっと北の国Ⅰ:帝政ロシアの実像』
【北海道大学スラブ研究センター、人間文化研究機構プログラム イスラーム地域研究・現代中国地域研究 東洋文庫拠点共催】

①14時00分―15時00分:
越野剛(北海道大学スラブ研究センター助教)
「ナポレオンのモスクワ遠征とロシア・イメージの変容」

②15時00分―16時00分:
松里公孝(北海道大学スラブ研究センター教授)
「総督制を通じたロシア帝国の統合:西における民族操作、東における空間操作」

③16時00分―17時00分:
ディスカッション

司会:牧野元紀(東洋文庫普及展示部主幹研究員)

■ 第3回: 2月10日(日)

<タイトル>
『もっと北の国の音楽:魅惑のバラライカ』
【東京芸術大学共催】

①14時00分―15時00分:
森田稔(宮城教育大学名誉教授)

「バラライカはロシアの伝統楽器か?」

②15時00分―16時00分:
マキシム・クリコフ(東京藝術大学音楽研究センター教育研究助手)
「ロシアの民族音楽とバラライカの魅力」(レクチャーと演奏)

司会:牧野元紀(東洋文庫普及展示部主幹研究員)

■ 第4回 : 2月16日(土)
<タイトル>
『もっと知ろう、もっと北の国Ⅱ:中央アジアからのまなざし』
【北海道大学スラブ研究センター、人間文化研究機構プログラム イスラーム地域研究・現代中国地域研究 東洋文庫拠点共催】

① 14時00分―15時00分:
野田仁(早稲田大学イスラーム地域研究機構次席研究員)
「中央アジアと東西の帝国:ロシアからの視線と中国からの視線」

② 15時00分―16時00分:
宇山智彦(北海道大学スラブ研究センター教授)
「中央アジアから「北の国」へのまなざし:近代知識人のロシア観を手がかりに」

③ 16時00分―17時00分:
ディスカッション

司会:徳原靖浩(人間文化研究機構プログラム イスラーム地域研究 東洋文庫拠点研究員)

■ 第5回 : 2月17日(日)
<タイトル>
『もっと知ろう、もっと北の国Ⅲ:北海道とサハリン』
【北海道大学スラブ研究センター、人間文化研究機構プログラム イスラーム地域研究・現代中国地域研究 東洋文庫拠点共催、学習院大学史料館後援】

①14時00分―15時00分:
谷本晃久(北海道大学大学院文学研究科・文学部准教授)
「19世紀のアイヌ社会と蝦夷地・北海道」

② 15時00分―16時00分:
兎内勇津流(北海道大学スラブ研究センター准教授)
「19世紀のサハリン」

③ 16時00分―17時00分:
ディスカッション

司会:牧野元紀(東洋文庫普及展示部主幹研究員)

■ 第6回 : 2月23日(土)
<タイトル>
『ロシアの正教、正教のロシア:頭でロシアはわからない、心で親しむ歴史と文化』

①14時00分―14時45分:
井上まどか(清泉女子大学文学部専任講師)
「正教会における祈り:チェルノブイリとイコン」

②14時45分―15時30分:
下斗米伸夫(法政大学法学部教授)
「古儀式派とロシア政治:日露戦争からソ連崩壊まで」

③15時30分―16時15分:
亀山郁夫(東京外国語大学学長)
「ロシア文学における正教と異端派」

休憩 16時15分―16時30分

④16時30分―17時30分
ディスカッション

司会:平野健一郎(東洋文庫普及展示部長)

■ 第7回 : 2月24日(日)
<タイトル>
『もっと知ろう、もっと北の国IV:せめぎ合う二つの大国』
【北海道大学スラブ研究センター、人間文化研究機構プログラム イスラーム地域研究・現代中国地域研究 東洋文庫拠点共催】

① 14時00分―15時00分:
柳澤明(早稲田大学文学学術院教授)
「北京からサンクト・ペテルブルクへ:清朝の遣ロシア使節をめぐって」

② 15時00分―16時00分:
岩下明裕(北海道大学スラブ研究センター教授)
「ロシアと中国:境界問題の歴史と現在」

③ 16時00分―17時00分:
ディスカッション

司会:相原佳之(人間文化研究機構プログラム 現代中国地域研究 東洋文庫拠点研究員)

【開催場所】
東洋文庫2階講演室(全6回共通)

【参加要領】
参加費無料(第2回、第4回、第5回、第7回)・事前申し込み制

※第1回(1月26日)・第3回(2月10日)・第6回(2月23日)はミュージアムへのご入場を経てのご参加となります。あらかじめご了承のうえお申込みください。

【お申込み方法】
①ご住所②お名前③お電話番号④参加を希望される日程と講座タイトル⑤お持ちの方はメールアドレスをご記入のうえ、下記【お問合せ先】まで往復ハガキ、もしくはメールにてお申込みください。折り返しご連絡を差し上げます。

【お問合せ先】
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21
財団法人東洋文庫ミュージアム
E-mail: museum(a)toyo-bunko.or.jp  ※(a)を@に変えて下さい。
電話: 03-3942-0280

※開始30分前より開場致します。お席に空きがある場合に限り、当日のお申し込みを受け付けます。

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